シンギングボウル

東京・西麻布で行われたシンギングボウルのワークショップに参加してきました。

シンギングボウルとの出会いは一昨年の秋。

通っているヨガスクールでのこと。

ヨガでは、最後に仰臥位でシャバアーサナ（瞑想）を行います。

ある先生が、シャバアーサナでシンギングボウルを取り入れるようになったのです。

先月、アトリエで＜満月のアロマコラージュ＞を開催しました。　そのときの様子はこちら

参加されたのは、気心の知れたアロマコラージュセラピストのおふたり。

いつもなら作品が完成し、作品と向き合うワークの後、シェアリングなのですが、

スペシャルバージョンと称して＜満月の瞑想＞を行ってみました。

アトリエの電気を消し、カーテンを開け放ち、マットに仰臥位に。

満月の明かりを全身に感じていただきながら、

シンギングボウルの倍音が鳴り響くなかで瞑想。

わたしのつたない演奏ではありましたが、これが思いのほか、よかった。

それで、一度ちゃんとレクチャーを受けてみようと思い立ったわけです。

ワークショップでは、シンギングボウルの歴史、

ボウルの選び方、鳴らし方のレクチャーを受けた後、

たくさんのボウルのなかから好きなボウルを選んで練習。

先生がフォームチェックなどしてくださりながらプチ独奏したり、

みんなで演奏したり。

最後に先生の演奏。

会場を暗くし、大中小たくさんのボウルを駆使しての倍音＋倍音＋倍音・・・。

贅沢なひとときでした。

興味深かったのは波動を感じる実演。

ボウルのなかに８分目ほど水を入れ、音を鳴らすと、

水の波紋が起きた、というより、こぼれんばかりにうごめいたのです。

人間の体の約６０％は水分。

ということは、体のなかの水たちがこの波動のように揺らめいているということなのですね。

院生時代、高千穂夜神楽の研究をしていました。

高千穂夜神楽は、その名のとおり、夜通し行う祭りです。

高千穂で暮らしながら、２シーズン、フィールドワークを行いました。

週末になると、ひと晩、神楽宿で過ごしました。

体の奥の奥まで響いてくる太鼓の音。

祭りの後も、数日間、太鼓の音が体に残っているような感じがありました。

考えてみると、夜神楽でも体のなかの水たちが波動を受けて揺らめいていたのですね。

ワークショップの参加者は１０名。
ヨガやチベット体操の先生、フラワーエッセンスの専門家など。

皆さま、これからさっそく本業のなかに取り入れるとのことで、

気に入ったボウルを購入していかれました。 

２個並べてヒッティング。

中ボウルの落ち着き。小ボウルの軽やかさ。

異なる音色だけに、それぞれの音が引き立ちます。

新ボウルの音色。やはりこのボウルでよかった。

聴き慣れているはずの中ボウルの音色のすばらしさにハッとします。

そして演奏。

倍音が重なり、ますますいい感じです。

これまでアロマコラージュ療法では、

先ほどの＜満月のアロマコラージュ＞のほか、

ヒッティングで使用したこともありました。

縁をなでて音を鳴らすのではなく、ポンと打ち鳴らすことをヒッティングというのですね。

今回のワークショップで知りました。

これからは、アロマコラージュ療法でシンギングボウルをもっともっと取り入れていけそうです。

そしてもうひとつの収穫。

それは生活のなかでのシンギングボウルの取り入れ方。

ボウルの選び方、持ち方、ヒッティングの仕方、鳴らし方、どれもとても勉強になりましたが、

さりげなくシンギングボウルを取り入れていらっしゃる先生の実体験、なるほど、と思いました。

今日からその方法、取り入れています。

これからは日々、心地よいシンギングボウルの音色とともに過ごせそうです。