調香に浸る


この年末、念願の調香の勉強を始めました。


9月にフランスのパリ、グラースで香水の研修を受けました。

研修の成果は、帰国後さっそくアロマコラージュ療法に取り入れています。   

グラースといえば、今も昔も世界に名立たる香水の都。

アロマセラピストとして一度は訪ねてみたかった街でした。

ちなみに本サイトのトップの写真は、

グラースのホテルの窓から撮影した写真。

「きれいな夕焼け」とおっしゃってくださる方もいます。

ありがとうございます。

実は夜明けなんですよ。

 

グラースでは毎日香水工場のアトリエに通い、

スタッフの方に教えていただきながら

何十本もの香料を使って香水を制作しました。

すばらしい体験でした。

 

スクールで数百時間の訓練を受け、

日本および英国のアロマセラピストの資格を取得しました。

でも。

意外と思われるかもしれませんが、

調香の授業はほとんど含まれていなかったんですよ。

 

フランスで研修を受けたのをきっかけに、

基礎からしっかり調香を学びたくなりました。

 

この年末、ようやくその夢が叶いました。

初級の香料は12種類。

ベルガモット、レモン、

ローズ、ジャスミン、

サンダルウッド、バニラ、パチュリなど

アロマセラピーでお馴染みの香りのほか、

アンバー、ムスクなどアロマセラピーでは使わない

動物性の香料も含まれています。

 

そして今回初めて知ったのですが、

代表的なフローラルの香料であるスズランは

天然香料ではなく調合香料。

天然のスズランの香りは手に入らないんですって。

どうりでアロマセラピーでは使用されていないんですね。

 

 

   

ビンのフタを開け、

香料を丁寧にムエット(試香紙)に取り、

嗅いでみる。

目を閉じて香りに浸る。 

そして香りを言葉で書きとめる。

 

アロマセラピーを学び始めた頃、

香りを記憶するためにこういうこと、やっていたなあ

なんて思い出しながら。

 

 

 

そしてレシピづくり。

ミドルの香料で作るレシピ、

ミドルにトップを加えたレシピ、

トップ、ミドル、ベースを使ったレシピなど、

段階を踏んで進んでいきます。

 

今年出かけたイタリアやフランスの思い出も

香水にしてみました。

 

 

 

単品で香りを嗅いで記憶する作業も、

レシピを考えるのも、

調合するのも、

名前をつけるのも、

ああ、もう楽しくてしかたない。

 

出来上がった香水を嗅ぐ。

うーん、いい香り・・・。

と、自画自賛 ^^;;

 

 

 

香りと向き合うって、なんて楽しいんでしょう。

香りとともに過ごすって、なんてこころ豊かなひとときなんでしょう。

香りって、なんてイマジネーションをかき立てるんでしょう。

 

2週間で1レッスンが標準なのに、

楽しすぎてどんどん進んでしまいます。

 

もうしばらく調香の世界に浸ります。

 


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コメント: 2
  • #1

    ともこ (月曜日, 07 1月 2013 10:11)

    あけましておめでとうございます。冬休みも終わり、今日からまた研修が始まりました。今年の冬休みは、いつもより少し時間にも気持ちにも余裕があり、のんびり過ごすことができました。そんな時間を、素敵な香りとともに過ごせたら、身も心もリラックスできるだろうなと思いました。今年もよろしくお願い致します。

  • #2

    aromacollage (水曜日, 09 1月 2013 12:18)

    ともこさま、明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。
    コメントありがとうございます。のんびりと冬休みを過ごされたんですね。良かったですね♪
    残りの研修も充実したものとなりますように。これからもよろしくお願いいたします(*^^*)